インターネットの恋、不幸な結末を迎える
2008年10月29日付 Iran 紙
数ヶ月前インターネットを通じて、トルコの某有名大学医学生と称する27歳の女性と知り合った。約3〜4ヶ月間インターネットを通じて連絡を取り合っていたが、そうこうするうちに私たちは互いに激しく引かれあっていった。
彼女は2度、私の求めに応じて電話番号を教えてくれたが、まったく通じなかった。その間ほんの数回だけ彼女から電話をかけてくれたが、電話の画面には番号が一切表示されなかった。
遂に彼女に結婚を申し込むと、彼女は前向きな返事をくれ、直接会うために彼女がテヘランへ来ることになった。数日間連絡がなかった後、次の連絡で彼女は、「イランに帰るためには大学をやめなければいけない。私は奨学生だから、大学をやめることで生じる損害金を支払わなくてはならない」と私に言ってきた。
その数日後、サーラー(若い女性)の友人がインターネットを通じて私に連絡をよこし、サーラーは400万トマーン(約40万円)をどうしても必要としていると言ってきた。
サーラーのことがひどく心配で、彼女の友人にどうやったら彼女に送金できるのか教えてほしいと頼んだ。その友人はオルーミーイェに住む若い男を私に紹介してきた。その男はトルコ在住イラン人向けの仲介業を営んでおり、イランのお金をトルコでドルに両替している人物だとのことだった。
このようなわけで、電話でこの若い男と連絡をとった。その後、3回に分けてお金をブローカーの男に教えられた口座番号に振り込んだ。サーラーがイランに帰ると決めていた日から二週間が過ぎたが、なんの連絡もなかった。インターネット上にも彼女の手がかりはなく、私はブローカーの男に連絡した。ところがまったく信じられないことに、彼の電話番号さえ通じなくなっており、誰の応答もないことに気が付いた。このようなわけで、私は警察に訴えることを決めた。
( 翻訳者:阿部文美 )
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