■ 両国間関係についてムバーラク大統領からメドヴェージェフ大統領、プーチン首相へ書簡
■ ナズィーフ首相:「観光、エネルギー、運輸、商工業分野で協力拡大」
2008年11月12日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【モスクワ:イサーム・アブドゥルカリーム】
昨日モスクワにてアフマド・ナズィーフ首相と行った会談で、ロシアのウラジーミル・プーチン首相は、ホスニー・ムバーラク大統領が中東における平和と安定実現のために行っている尽力を称え、ムバーラク大統領はロシアの親愛なる友であると表現した。
会談後に行われたプーチン首相との共同記者会見で ナズィーフ首相は、ムバーラク大統領からドミトリー・メドヴェージェフ大統領とプーチン首相への書簡2通を手渡したと語り、「ムバーラク大統領は中東和平プロセスの前進にロシアが効果的な役割を果たすことを重視している」と明言した。また首相はこの訪問中に同行の代表団が、エネルギー、商工業、運輸、投資、観光の分野における二国間協力の拡大についてロシアの当局者と協議する予定であると述べつつ、「経済的・商業的協力関係は継続的に成長・発展している」と指摘した。
さらに首相は、「ロシアには核エネルギーの平和利用の分野で協力する準備があるとの感触を得た」と語り、将来における原子力発電所の建設への協力と、原子炉および操作・管理部門の安全性向上に向けたエジプト人幹部技術者育成への協力を、ロシアに呼びかけた。
一方でロシアのプーチン首相は、エジプトとの様々な協力プロジェクトを活性化させ、二国間の協力関係を発展させる時が来たと強調した。
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( 翻訳者:梶田知子 )
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