共和人民党のデニズ・バイカル党首は、週末イスタンブルで共和人民党に入党した人の中にスカーフや長衣を着用した女性がいたことで始まった議論の中で自分に向けられた批判に対し、次のように返答した。
「政治のレベルを引き上げましょう。いかなる人も服装によって判断することはやめましょう。皆、平等なのです。あなたのようにリベラルになるよりも、国を愛する彼女のように頑なになりなさい。
こういった事を乗り越えるのです。文化的保守主義と、政治上の選択を区別するのです」
共和人民党のグループ会議で語ったバイカル党首は、次のような評価付けを行った。

■ 裏切られたと考えている
これらは演出ではありません。メッセージを送ろうと試みたということでもありません。法に従って生活する全ての人々は、服装や文化、信仰、宗派やライフスタイルが何であろうとも、もちろん喜んで共和人民党に受け入れられます。このような決定を下したことを喜んでいます。なぜこのような決定を下したのかを調べさせました。親和的な状況があることを確認しました。人々は公正発展党にだまされたと考えているのです。

■ 公正発展党ではよいのに
人々は、「（公正発展党は）宗教、宗教的信念と言いながら、何年もの間、私たちの票を獲得していったのです。正直さと言っても、まさにそのくらいのものです」と言うのです。我々に対し、これほど親和的に訴え出てきた人たちに対して、ほかにどう振る舞うことができるでしょうか？どのような服装をしていても、皆が政治に対して言うべき意見をもっているのです。公正発展党に票を投じれば意見を言えるのに、共和人民党に票を投じる時はなぜ意見を言えないのでしょうか？

■ 圧力がかけられた
この女性たちに私はとても喜んでいることを伝え、「あなた方に強い圧力がかけられるでしょう」と言いました。このことは公正発展党で、そして公正発展党寄りのメディアで、焦りを生み出しました。（公正発展党は）すべての力を用いて、焦りとパニックの中でこれを防ごうとしたのです。このような決断は簡単ではありません。区長に呼びつけられ、圧力がかけられました、しかし屈しませんでした。こういった圧力に抵抗する人たちに、愛情や敬意を感じませんか？

■ 策略を壊した
この人々はわなや策略を破壊したのです。包囲網を壊したのです。保守主義者ですし、道徳的な面がありますし、頑なです。しかしそれがあなたに何の関係があるのでしょうか。倫理や慣習を頑なに継続させています。あなたのようにリベラルになるより、国と国民を愛する彼女のように狂信的になりなさい。
我々はこれを乗り越えます。文化保守主義と政治的な選択を区別します。

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（ 翻訳者:栗林尚美 ）
（ 記事ID:15157 )