■ 開放最終日を迎えたラファハ通行所で大混雑
■ 明日シャルム・シェイフで中東和平4者協議
2008年11月07日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ラファハ:アフマド・サリーム、占領下エルサレム:諸通信社】
病人、学生、海外での居住権を持つ人々にガザ地区への出入りを認めた開放の3日目にして最終日にあたる今日、ラファハ通行所では大混雑が見られた。通行者の数は最終日にあたる今日だけでも1300人に達すると見られる。
また、パレスチナ・イスラエルが今年中に合意に達する可能性はないとの確信が広まる中、コンドリーザ・ライス米国務長官は昨日、イスラエル、ラーマッラー、ヨルダン、シャルム・シェイフを含む4日間の中東訪問を開始した。イスラエルは昨日早朝にガザ北部に空爆を行い、長官を足止めした。この空爆によりイスラーム聖戦の成員1名が殺害された。
一方、シャルム・シェイフでは明日、パン・ギムン国連事務総長、ハヴィエル・ソラナEU共通外交・安全保障政策上級代表、フェレーロ=ヴァルトナー欧州委員(対外関係・欧州近隣国政策担当)が参加して、中東和平4者協議が開催される。カイロの国連プレスセンターは昨日の声明で 、パレスチナ・イスラエル双方の指導部がこの会合で現在行われている和平交渉について語るだろうと発表した。また、中東和平4者はパレスチナとイスラエルの二つの国家が平和裏に共存することを可能にする和平合意への到達を支援すると指摘した。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:15161 )