スカーフを着用するしないに関わらず、女性は共和人民党を希望と見ている
2008年11月25日付 Milliyet 紙

共和人民党(CHP)イスタンブル女性県連は「本人、その配偶者、子ども、あるいは兄弟が無職で食料に困っている女性は、スカーフ着用の有無に関わらず、総じて共和人民党を希望として見ている。共和人民党がすべきは、この希望に応えることである」と話した。

書面による発表で、共和人民党イスタンブル女性県連は、トルコ人女性が教育を受け、職を持ち、現代的で自由な一人の人間としての存在にたどり着くための社会活動に暫し取り組んできたと明らかにした。

発表では「1年半の間続けてきたこうした活動を通じて、地区集会や家庭への訪問において、昔ながらの土地柄や伝統であったり、または夫や父親からの圧力であったりという理由によって、スカーフをかぶりまた全身をおおっているという女性たちに会った。しかし、彼女たちは頭の中までがイスラム服のように漆黒なわけではない。そんな数多くの女性に会った」と述べられた。そして、こうした女性たちは「公正発展党(AKP)が、スカーフをかぶらないかかぶるか白黒つけろ、とあらゆる貧しい人々に親身になっていない」と訴えていると主張した。

発表では、「接見した女性たちは選挙のときに一袋の石炭、数パックのマカロニ、そして米に騙されるよう仕向けられた」と本人たちが述べたと主張した。そして、「私たちは共和人民党派の女性として、彼女たちの話を聞いた。女性にとって、信仰が最も清く、純粋に、そして神聖な形で活きる状態が、世俗主義なのだと説明した」という表現を文面に載せた。また、トルコの抱える問題は、スカーフをかぶっていることや外見ではなく、貧しさ、不正、失業にあり、女性こそ、この問題に強くさらされているのだ、と述べられた。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:15188 )