アルメニア外相とトルコ外相、第三回目の会談はヘルシンキで
2008年11月26日付 Hurriyet 紙
アルメニアのナルバンジャン外相をボスフォラス海峡でもてなしたババジャン外相の、「このプロセスを最大限に利用しましょう」という提案は、相手側からも良い反応を得られた。アルメニアは国境の開放、トルコはナゴルノ・カラバフ問題解決を強く主張した会食の席で、アンカラ・エレバン・バクー間の三者会談を12月上旬にヘルシンキで行うことが決定された。
アリ・ババジャン外相が一昨日の24日、イスタンブルでアルメニアのエドワルド・ナルバンジャン外相と行った会談で、トルコ・アゼルバイジャン・アルメニアの三者会談を続ける方向で決定がなされた。3国の外相は、12月の4日、5日、ヘルシンキでの会談を計画している。ババジャン外相は一昨日の夜、ナルバンジャン外相をイスタンブルのボスフォラス海峡を臨むフォーシーズンズホテルでの夕食会でもてなした。約2時間半の夕食会に外相の他には、外務省事務次官のみが参加した。
■アルメニア側は国境問題、トルコ側はカラバフ問題
アルメニア側は何の条件も提案せずに、トルコ・アルメニア国境の開放を改めて主張した。ババジャン外相は、ナゴルノ・カラバフでの問題に注意を引き、バクー・エレバン間での対話がさらに活発化することを求めた。ナルバンジャン外相は、アゼルバイジャンとの会談に友好的な態度を示したことが分かった。そしてナゴルノ・カラバフ問題に関しては、国際法の枠組みで解決されることを支持すると話した。
■アゼルバイジャン外相、説得へ
ババジャン外相はナルバンジャン外相に対し、「このプロセスを最大限に利用すべきです。我々の前に開かれたチャンスの窓を逃してはなりません。開いた窓が閉じられれば、再び開かれるのは困難です」とのメッセージを発し、ニューヨークで始まったトルコ・アゼルバイジャン・アルメニアの外相三者会談が続行される事の重要性を強調した。
両外相は、12月の4日と5日にヘルシンキで開催予定の欧州安全保障協力機構サミットの期間中に三者会談を続けることで合意した。ババジャン外相は、アゼルバイジャンのエルマル・メメディヤロフ外相のこの会談への参加を確保するため、12月初旬にバクーを訪問する予定だ。
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( 翻訳者:川原田喜子 )
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