インド同時テロでトルコ人夫妻、ムスリムであることを犯人に伝え、解放される
2008年11月28日付 Milliyet 紙
インドで開催された化学見本市に訪れた元財務大臣で元大使のズィヤ・ミュエッズィンオール氏の息子、セイフィさんと妻のメルテムさん夫妻は、宿泊先のトラインデント・オベロイ・ホテルでテロリストに人質にとられた。
ムスリムであるためテロリストに部屋に戻るよういわれ、客室でドアに鍵をかけ待つことを強いられた夫妻は、何時間かたった後に救出された。トルコ外海競技クラブのメンバー、セイフィ・ミュエッズィンオールさんと製薬会社の経営者で妻のメルテム・ミュエッズィンオールさんは化学見本市のために火曜日にムンバイに来ていた。
夫妻の息子、アリジャン・ミュエッズィンオールさんは両親が人質にとられてから、二度電話で話したと述べ、「最初に話した時は、『ここではパニックが生じている』と言って、電話を切った。父は二時間後に再度電話をかけてきて、目の前で20人以上の人が死んだのを見たと話した。テロリストにある方法でイスラム教徒であることを明白に示すと、テロリストたちは両親に、『部屋を出なさい、あなたがたにはうらみはない』と言って部屋へ戻したようです」と述べた。
一方、トルコのレヴェント・ビルマン在ニュー・デリー大使は今回の襲撃でもうひとりのトルコ人がホテルで拘束されており、救出に最善を尽くしていると述べた。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
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