トルコで初の諸文明学部がマルディンで開設される。新設大学のひとつアルトゥクル大学は、新設学部で、クルド語、アラビア語、シリア語、ペルシア語、アラム語課を設ける。
セルダル・ベディ・オマイ教授は、アルトゥクル大学でこうした学科の開設を、すぐにでも高等教育機構(YÖK)に申請することを明らかにした。クルド語(科の開設)を最重要項目とするような意図はないとする同氏は、「間違った解釈をしないでほしい。ただ東洋諸言語の範疇で、大学でクルド語とその文学の学科を開設するための努力を始めただけなのです」と述べた。同氏は、これらの学科は、東洋学研究所と諸文明学部内に設置されるとし、教育言語をトルコ語と定める憲法の条文に反することのない形で、これらの学科が開設されうることに注意を向けた。諸文明学部(の開設)とともに、シリアをも含む中東の諸文明が、マルディンで相会することになる。ここで行われる学術的な研究によって、アルトゥクル大学は世界的な任務を果たすことになるであろう。
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( 翻訳者:指宿美穂 )
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