民族主義者行動党からベシクタシュ区長候補にアレヴィー派のテケル氏
2008年12月02日付 Milliyet 紙

民族主義者行動党(MHP)バフチェリ党首は、地方選挙でベシクタシュ区長にアレヴィー派のジェンネト・スゼル・テケル氏を候補者として指名したことで、「アレヴィー派融和(解禁)」の第一歩を踏み出した。

民族主義者行動党バフチェリ党首は、地方選挙のためイスタンブルのベシクタシュ区長にアレヴィー派のジェンネト・スゼル・テケル氏を候補者として指名することを明らかにした。何人かの官僚も地方選挙で公正発展党(AKP)の候補者に立候補するため、それぞれの職務を辞任した。
民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首は、少し前に行った「アレヴィー派解禁」への第一歩を、イスタンブルのベシクタシュ区長にアレヴィー派のジェンネト・スゼル・テケル氏を候補者として立てることで踏み出した。民族主義者行動党は3月29日の地方選挙で争われる約2300の自治体のうち、1200近くの自治体の候補者を決定した。役職を辞任した者のうち、厚生省次官のオルハン・フェヴジ・ギュムルクオール氏が公正発展党のトラブゾン区長候補に立候補することが分かっている。国民教育省商業・観光局局長のムラト・ベイ・バルタ氏は公正発展党のアンカラ・ギョルバシュ区長候補に立候補するため職務を離れた。エネルギー天然資源省顧問兼エティ鉱山運営委員会メンバーのムザッフェル・クルチュ氏は公正発展党のチョルム区長候補に立候補するため職務を辞任した。

■31名警察官が辞職した
財政省顧問のツンジャイ・カラルトゥ氏は公正発展党のイスタンブルのマルテペ区長候補に立候補するため、職務を辞任した。
ミッリエト紙が入手した情報によると、地方選で区長、あるいは市長に立候補するため、昨日(1日)、31名の警察関係者が警察庁に辞表を提出した。辞職した者のなかには県警本部長2名、県警本部長補佐2名、警察署長2名、警視2名、警官21名が含まれていた。イスタンブル広域市カーディル・トプバシュ市長は、候補者として申請はしていないが、金曜日までに申請を行うことが明らかになっている。さらにイスタンブル広域市役所の各部局で働く17名が候補者として立候補するため辞職した。

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( 翻訳者:白石 百合子 )
( 記事ID:15241 )