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イスタンブル広域市警察がアヴジュラルでチューリップの球根を配布しようとしたところ、共和人民党(CHP)系のアヴジュラル地区警察が差し止めた。
チューリップの球根を配布しようとした公正発展党(AKP)系のイスタンブル広域市警察と、これを許すまじとする共和人民党系のアヴジュラル地区警察の間で争いがおこった。この喧嘩では無線機まで使われ、三人がけがをした。緊張は最高潮に達し、両地区の代表が「チューリップの球根をともに配布すること」で合意し、争い事は終結した。
チューリップ配布の間、アヴジュラル地区警察の拡声器から大音量で「10周年マーチ」が流された。
■無線機までもが!
イスタンブル国際チューリップフェスティバルにちなんで、イスタンブル広域市警は午前中、アヴジュラル区役所前の公園に赴き、市民にチューリップの球根を配布しようとした。
しかし、アヴジュラル地区警察は「無許可である」という理由で配布を差し止めた。イスタンブル広域市警察は知事の許可を得たと主張し、アヴジュラル地区警察との間で口論に、そして間もなく殴り合いに発展した。双方の警官は互いに足でけったり、相手を平手打ちにしたり、さらには手にしている無線機までも武器として使った。
■「チューリップではなくパンを配れ」
警察による介入も空しく、この争いではアヴジュラル地区警察の警官のうちイルカイ・チャクマッカヤ、ジュネイト・インジェオール、ムスタファ・ヤルチュンがけがを負った。事件に居合わせた数人の市民は、「私たちはチューリップではなくパンを必要としている。パンを配ってくれ」と口々に言った。
警察は、広場に集まった市民らを解散させ、事件に関与したとして二人が事情聴取のため連行された。
両地区代表が合意したのち、チューリップの球根が共同で配られ、その間アヴジュラル区役所の広報車が10周年マーチを流し続けた。
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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:15244 )