結婚式で自家製密造酒を飲用:4人が死亡、33人が中毒症状訴える
2008年11月29日付 Jam-e Jam 紙

【事件部】バンダルアッバース〔ペルシア湾岸に位置する、ホルモズガーン州の州都〕のシャヒード・モハンマディー病院のメスバーヒー院長は、自家製のアルコール飲料を飲んで33人が中毒症状を訴えたと発表し、次のように述べた。「火曜(アーザル月5日〔11月25日〕)の朝から木曜の午前11時にかけて、33人が自家製のアルコール飲料を飲用したために病院の診察を受けた」。

 セイイェド・アミールレザー・メスバーヒー院長はISNA〔イラン学生通信〕の取材で、このアルコール飲料の製造にメチルアルコールが使用されていたことを明らかにした上で、次のように話した。「4人が昨朝、〔メチルアルコールの〕血液への作用により突如、心肺停止状態となり、長時間にわたる蘇生の試みも功を奏さなかった」。

犠牲者がさらに増える可能性も

 メスバーヒー院長は次のように説明した。「さらに4人の症状が重く、脳死や意識レベルの著しい低下が見られる。彼らが生存する確率は低く、今現在もICU(集中治療室)での治療が続けられている」。

 同院長は「さらに6人の重篤患者が院内のICUで緊急治療を受けている」と述べ、「患者のうち17人は、入院して24時間態勢で血液透析を受けている」とも話した。

 メスハービー院長は、患者から採取したサンプルが検査のために法医学の専門家及び食品医薬品局に送られたと述べ、「これらのアルコール飲料には著しい量のメチルアルコールが使用されており、摂取すると重度の失明や中毒症状を引き起こす可能性があり、致死率も高い」と説明した。

 同医師は患者数が依然として増加し続けていることに触れ、「報告によると、数人の若者がある結婚式で自家製のアルコール飲料を飲用した模様だ」と述べた。

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( 翻訳者:佐藤成実 )
( 記事ID:15250 )