解党された民主主義党のレイラ・ザナ被告に10年の懲役刑
2008年12月05日付 Milliyet 紙
http://i.milliyet.com.tr/HaberAnaResmi/2008/12/05/fft17_mf143873.Jpeg
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解党された民主主義党のレイラ・ザナ元国会議員は、9件のスピーチにより10年の実刑判決が下された裁判で、選挙権と被選挙権も失った。

解党された民主主義党のレイラ・ザナ元国会議員は、異なる日に開催された会議、デモ、集会での9件のスピーチにより10年の懲役刑を受けた。

裁判所はさらにザナ元国会議員の選挙権と被選挙権も剥奪するとし、他の政治的権利も剥奪する決定をした。ザナ元国会議員の名前は、民主市民党のバトゥマン市長選挙の候補者の一人として挙げられていた。

■9つのスピーチ

ディヤルバクル、バトゥマン、ビンギョル、欧州議会において、この1年の間に様々な日程で行った9つのスピーチにより、懲役60年を求刑、起訴されていたザナ元国会議員の裁判は、第5重罪裁判所で続けられた。法廷にはザナ元国会議員も、そして欠席理由を伝えていた弁護士も出廷しなかった。
裁判所の判事団は、県外にいるため裁判に参加できないと知らせてきたフェトヒ・ギュミュシ弁護士の欠席理由を、「裁判を引きのばそうとしている」という理由で棄却した。
共和国検事は、前回の法廷で裁判所に提出した見解を繰り返し、その見解には、「被告人はPKKをテロ組織として認識しておらず、組織のリーダーであるオジャランを『クルド民族のリーダー』、PKKの闘争を「自由と民主主義」のための闘争と認識していると述べて間接的に罪を認めていることが全てのファイルから明らかである」と述べられている。
同裁判所は、ザナ元国会議員について、「テロ組織のプロパガンダ実施」、「テロ組織の構成員ではないが、組織のために罪を犯した」罪で求刑され、裁判が開かれたこと、そして審議の結果、被告人の行動がPKKの構成員のレベルに達しており、このため被告人をトルコ刑法の「テロ組織の構成員になる」罪を含む、第314/2条に基づき、8年の懲役に処すると決定した。
懲役刑は、罪が「テロ罪」のため1.5倍にされ、12年まで延長された。しかしザナ元国会議員が裁判中、協力的な態度であったことに注視し、判事団は刑を10年に引き下げた。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:15268 )