ザナ元国会議員への懲役刑に、民主市民党の反応は?
2008年12月05日付 Yeni Safak 紙

民主市民党(DTP)のアフメト・チュルク党首は、元民主主義党(DEP)の国会議員だったレイラ・ザナ被告が10年の懲役判決を受けたことについて、「思想が原因で、組織に属していたと処罰を受けることは本当に受け入れられるようなことではない。これは政治的決定であり、法的な決定ではない」と話した。アフメト・チュルク党首は、シャンルウルファでザナ被告が受けた罰について記者団にコメントし、現代社会ではすでに思想が犯罪にはならなくなっていると主張した。

チュルク党首は、レイラ・ザナ被告が「考えを明瞭に表現した」と説明し、こう話した。
「ザナ氏は考えたことを明らかにし、民衆の要求や意見の代弁者となって、意見を明瞭に表現した。現代世界では、今や思想は罪でないという過程にあることは言うまでもないことだ」
同党首は、今回の判決の姿勢は法的なものではないとし、次のように続けた。
「トルコで起こっていることは、法律の専門家が現在の公的なイデオロギーの影響下にあり、いまだにそれを守ろうと反応していることだ。現代において、思想が原因で、組織に属していたと処罰を受けることは本当に受け入れられるようなことではない。これは政治的決定であり、法的な決定ではない。黙らせるための決定だ。私たちはザナ氏の思想を最後まで擁護する」

チュルク党首は、レイラ・ザナ被告が以前にも11年の懲役刑に服したことを思い起こさせ、「しかし彼女は圧力をかけられても黙らなかった。今回の懲罰の理屈も、黙らせようとするものだ」と話した。

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( 翻訳者:倉本さをり )
( 記事ID:15270 )