「警察の入校を認めない方向へ」―増える大学構内抗争へYÖKの対応
2008年12月06日付 Radikal 紙

自由で安全な大学構想をラディカル紙に語ったユスフ・ズィヤ・オズジャン高等教育機構(YÖK) 委員長は、「自由で安全な大学プロジェクト」をさらに促進している。プロジェクトについてラディカル紙に語ったオズジャンYÖK委員長は、大学で起こっている事件の解決を対話に見出そうとしているとし、「我々は大学構内に警察が立ち入ることを望まない」と言った。オズジャンは、プロジェクトについて次のように語った:

■警察は立ち入らないだろう:

プロジェクトで大学への警察官の立ち入りを防ぎたいと我々は考えている。警察は大学構内へ入りたいと思っていないし、学生も警察が大学にいることを望んでいない。自由で安全な大学プロジェクトにおいて、大学構内で勤める警備員の養成を目指している。対話が欠かせないものであることは皆承知している。プロジェクトでは警察、高等教育貸与・寮施設協会(YURTKUR)、そして大学の協力が確立されるだろう。

■YÖKは各大学と会見するだろう:

YÖKで形成されている代表団が、各大学を訪問して、問題に関係する大学が根本的に解決を模索し、自由で安全な大学のために何をなし得るのか、地方行政とどのような協力体制を築けるのか議論を始めるだろう。

■問題のある学生が確かめられるだろう:

各大学で安全を確保するため、ただ物理的措置がとられるのでは十分でないと現状から判断している。このため、大学の事件に関わる学生の社会経済状況、家庭的な問題、経験している困難、交友関係における問題を突き詰め、これらの問題を解決することが、より有効であると考えている。プロジェクトにおいて、(そうした問題は)各大学で今後活動を実施する調査機関により確かめられる。

■警備員が養成されるだろう:

各大学で警察の力が必要とならないよう、警備員を十分に増員する方向をとる。警備員が学生と会話することは、彼らが仕事を専門的に行うための研修の機会となるだろう。

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( 翻訳者:林奈緖子 )
( 記事ID:15273 )