■ 安全保障理事会がソマリアの海賊行為を非難
■ アラブ諸国は米欧諸国が対策にあたってアラブ諸国を無視していると批判
2008年11月21日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【国連(ニューヨーク):アリー・バルディー、カイロ:ジャマール・ファフミー、その他各国首都:諸通信社】
安全保障理事会は昨日、ソマリア沖で広範囲にはびこっている海賊行為を停止させるためソマリアに対する新たな制裁措置を全会一致で採択した。制裁はソマリア国内の暴力や不安定状態を助長する全ての勢力に課される。
この決議採択と同時に、紅海沿岸のアラブ諸国による会議がカイロで開かれ、米欧諸国が海賊行為に対する治安措置を講ずるにあたって紅海沿岸アラブ諸国を無視していることを非難した。
世界各国が海賊行為に歯止めをかける方策についての議論に忙殺される一方で、海賊は1億ドルに相当する200万バレルの石油を運ぶサウジアラビアの巨大石油タンカー「シリウス・スター」を解放する条件として、2500万ドルの身代金を要求している。
(後略)
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( 翻訳者:松原翔 )
( 記事ID:15281 )