ブルートゥース犯罪:大学生ら、交際女性の「不道徳な」画像を流して逮捕
2008年11月18日付 Jam-e Jam 紙


[イラン中央部の都市アラーク近郊の]マハッラート県において、2人の男子大学生が逮捕された。彼らは交際していた若い女性2人を騙して「不道徳な」映像を撮影し、これをブルートゥースによって多数の人々に流していたのである。

《ジャーメ・ジャム》の報道によると、先週、2人の若い女性の不道徳な画像がブルートゥースを介しマハッラート県近郊の若者の間に広がっているとの通報が、アラーク治安維持軍治安諜報部に寄せられた。

捜査員らは特別捜査を始め、2人の女性の身元を特定し、彼女らを取り調べるためアラーク治安諜報部に移送した。2人の女性は警察の取調べにおいて、マハッラート県で流された不道徳な画像に写っているのは、自分たちであると明かした。


被害者女性、ブルートゥースの黒い秘密を明かす

被害者女性の1人は、供述の中で警察に次のように述べた。

「2年前、アフシーンという若者と知り合いました。彼は結婚を口実に私を騙し、私の不道徳な映像を撮影しました。しばらく前、アフシーンは喧嘩した末に私と別れ、彼の携帯電話に入っている非道徳な映像は消したと言いました。私は初め、彼の言葉を信じることができず、彼に携帯電話を見せてくれと頼みました。」

「口論が始まり、アフシーンは、このことを私の家族に話したら私を殺すと脅してきました。私は恐ろしくて、誰にも言えずにいました。しかし警察の捜査が始まり、アフシーンが言ったことは嘘だったことが分かりました。そして、私の不道徳な映像を街で広め、私や私の家族の名誉をひどく傷つけたことを知りました。」


容疑者2人の逮捕

この女性の話に続き、もう1人の被害者女性もよく似た供述をし、アフシーンの友人に騙されたと述べた。捜査員らは2人の女性から得た情報をもとに捜査を行い、容疑者2人がアラークの大学に通う学生であることを突き止めた。

容疑者2人の身元が判明すると、アラーク県治安諜報警察によって取調べが行われた。、3日前、この2人が犯人であることが明らかになり、逮捕に至った。その後、彼らは捜査継続のため警察本庁に移送された。

捜査員らはアフシーンの隠れ家の捜査で、彼の携帯電話に保存されていながら、まだマハッラート県に広まっていない67本の不道徳な映像と不道徳な画像のCD-ROM(いずれも被害者女性2人が映されたもの)を発見し押収した。

その後、容疑者2人の取調べが始まり、彼らは2人の女性たちとの秘密の関係と彼女らの非道徳的な映像を街で流したことを自白したのである。

報告によれば容疑者らは法に基づき刑務所に収監されたが、事件解明のため、さらなる取調べが続いている。

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( 翻訳者:尾曲李香 )
( 記事ID:15311 )