イラク情勢:ブッシュ大統領の訪問
2008年12月14日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ 首相府筋:数時間内にブッシュ大統領がバグダード到着

2008年12月14日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HPイラク情勢面

【バグダード:イラクの声通信】

日曜、首相府筋によれば、来る数時間以内にブッシュ米大統領のバグダード到着が予想される。

イラクから外国軍を撤退させる協定は、2009年1月1日を持って発効するので、これは、撤退実施17日前の訪問となる。先月27日イラク国会は、同協定を35対144の多数で承認した。反対票の中にはサドル派29名が含まれる。

協定が規定するところによれば、2009年6月末に米軍は各地の都市や拠点から、合意された地点まで撤退する。これらに残留する軍は、協定によれば2011年後半までに撤退しなければならない。

タラバーニー大統領は、イラク並びにクルド関係者らとの面談のため先週初めからスライマニアに滞在していたが、、昨日土曜(13日)午後、急遽バグダードへ戻った。昨日の大統領はキルクーク県の政治指導者らと会見の予定であったが、同県訪問を切り上げてスライマニアへ戻っている。

ブッシュ訪問は、ゲイツ国防長官が訪れバグダード北方の基地で米軍部隊を謁見した1日後に行われる事になる。土曜に到着したゲイツ長官のイラク訪問も事前通告なしの突然のものであった。今回で10回目となる訪問であるが、オバマ次期大統領に国防長官として選任されてからは初めてである。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:15330 )