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トルコ大国民議会本会議での2009年度予算審議は、「政治的な仕返し」の舞台となった。共和人民党のデ二ズ・バイカル党首は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相に対し4項目で質問を投げかけ、返答を求めた。
バイカル党首は最初に、トゥルクテレコム売却が明らかになっていないと述べ、次のように続けた。「ハリーリ家に売却され、その後、彼らは別の人たちに譲渡し、誰が購入したのか明らかでない。暗黒の売却、はっきりしない市場占有率・・・。付加価値税の引き下げでハリーリ家に、または共同出資者が誰かは分からないがその人物に渡ったこれらの財産の対価を、トルコ、または総理はなにか受け取ったのか、受け取らなかったのか?」
■VIPルームで何が話されたのか?
サバフatvの売却も白日の下にさらしたいバイカル党首は、次のように述べた。
「売却の過程で首相は実業家らと会ったのか?23時にアンカラ空港のVIPルームでこの売却を望む実業家と首相は15分間、国の経済問題について話をしたというのか?首相は、貯蓄預金保険機構(TMSF)の理事長に対し、『サバフatvの売却を高値で実現化させた』と苦情をいったのだろうか?」
デニズフェネリ協会訴訟は大スキャンダルであると強調したバイカル党首は、「この問題で運び屋をした人物はラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)のトップに据えられた。彼はラジオ・テレビ高等機構会長の職を続けるのか、続けないのか?」と尋ねた。
バイカルは、「4つめの項目がまだある。それはジェイハンで設立される製油所の許可の問題だ。世論に対し、これに関連している人物が、『私は会いましたよ、総理と。首相は、この精油所の許可を君には与えませんよ、私たちのチャルク・グループに譲渡します。これはベルルスコーニやプーチンと一緒に実現するつもりです、と言いました』と説明した。私はこれについて首相が否定するか認めるかのどちらかを望んでいます。このような発言があったなら、これは何たることでしょうか?」と述べた。
会談の後、記者団と言葉を交わしたバイカル党首は、質問に返答がなされなかったと述べた。バイカル党首は、「私が新聞記者だったなら、『これが未回答の4つの質問』という一面見出しをつける。私の質問はとても明快だ。沈黙は承諾の印だ。首相は質問から逃げている。首相は自分の飛行機に都合がよいと思う記者たちを乗せている」と述べた。
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( 翻訳者:栗林尚美 )
( 記事ID:15360 )