トルコ・テレビ・ラジオ協会のクルド語チャンネル「TRT6」、12月20日からテスト放映開始
2008年12月18日付 Zaman 紙
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トルコで何年も前からずっと議論されていたクルド語チャンネルが、12月20日にテスト放送を開始する。クルド語、アラビア語、ペルシャ語といった言語で番組を放送するチャンネルの名称は「TRT6」となる予定だ。

正式の放送は1月1日に始まる。様々なメディアでは、チャンネルの名前はクルド語で「8」を意味する「TRT ハシュト」となるだろうと報道されていた。TRT(トルコ・テレビ・ラジオ協会)は、今後、スポーツのようなテーマ別の放送を行う新チャンネルをTRT7, TRT 8, TRT 9と名付ける予定だ。

TRT理事会は、クルド語テレビで働く予定のアナウンサー、レポーター、編集者とその他職員を組織内から選ぶ計画をしていた。TRT関係筋は現在いる職員の中には需要を満たせる人材を見つけられないことを明らかにし、外部からも申請を受け付けていると述べた。志願者の中から、トルコ語と共に、クルド語のクルマンチ方言、ザザ方言を最も高いレベルで書き、話せる人が採用される予定だ。TRT6チャンネルの番組は、TRT内部のプロデュースとなり、TRT内のスタジオで制作される。毎日、指定の言語または方言でニュース、文化・芸術、対談番組が放送される。

ラジオ・テレビ高等機構(RTÜK)は、TRTおよび民放チャンネルによる、地方の言葉や方言での放送に関する法整備を2006年に行った。法整備により、TRT3では、週に8時間を超えない形で、毎日決まった時間に、クルマンチ方言、ザザ方言、アラビア語、チェルケズ語、ボスニア語といった言語で放送が行われていた。放送は法で必要と定められているとおり、トルコ語の字幕をつけて行われていた。
2008年にはというと、政府のクルド門戸開放プログラムの枠組みで、TRTの1つのチャンネルではすべてその地域で話されている言語に充てられることが決定された。そのチャンネルの責任者として、これらの言葉を非常にうまく話すことができ、外交官出身のスィナン・オルハンが起用された。このチャンネルは、トルコ全国で視聴可能であると同時に、イラク、イラン、シリアといった国々に加え、中央アジアの諸国でも視聴できる予定だ。放送は、字幕なしで行われる予定だ。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:15364 )