民族主義者行動党、「アルメニア人への謝罪キャンペーンを始めた人を恥ずかしく思う」
2008年12月19日付 Milliyet 紙
http://i.milliyet.com.tr/GazeteHaberIciResim/2008/12/19/fft16_mf149954.Jpeg
民族主義者行動党(MHP)デヴレト・バフチェリ党首は、ある知識人のグループが「アルメニア人に謝罪をする」キャンペーンを始めたことに対し、「この人たちを恥ずかしく思う」と反感を示した。バフチェリ党首は、18日、一部の新聞社やテレビ局の代表と行った談話会で、以下のメッセージを発信した。
■ジェノサイドへの謝罪
彼らは頑なにキャンペーンを行っている。このキャンペーンを始めた人たちを恥ずかしく思っていると申し上げたい。トルコ国民としてこのような行動に出る人たちを恥じなければならない。
■エルドアン首相は事実を見ている
(エルドアン首相の予算案に関する発言で、国を分裂させはしないという言葉を引用し) 総理が私と同じ考えであると評価付けしたこと、そして2005年のディヤルバクル訪問後にトルコで何がなされようとしているのかについてさらに理解を深めたという考えをもっていることが、重要な一歩だと私は見ている。民族主義者行動党は彼の考えと合致しているという意味ではない。明白な真実がある。この真実をすべての人が見られるようにするという観点から、重要な一歩である。
■解決の場は、通りでない
分離主義テロと民族問題の論争と共に議論されようとしている宗派論争に、解決不可能な問題が生じる前に解決策を見つけなければならない。解決の場は通りであってはいけない。政党事務所への投石であってはならない。この問題を解決するのはトルコ大国民議会(TBMM)である。議会外での反対者を増やしてしまうと、インティファーダが始まり、子どもたちに波及し、反乱が続き、内戦が良くも悪くも方向付けをすることになる。トルコにとって残念な結果をもたらすことになる。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:田辺 朋子 )
( 記事ID:15369 )