エルドアン首相は、地方選挙でイスタンブルではカーディル・トプバシュ氏が、コジャエリではイブラヒム・カラオスマンオール氏が再び党の広域市長候補となったと発表した。
AKP(公正発展党)の党首であるレジェプ・タイプ・エルドアン首相は2009年3月29日に行われる地方選挙において、イスタンブルではカーディル・トプバシュ氏が、コジャエリではイブラヒム・カラオスマンオール氏が再び、党の広域市長候補になったと発表した。
エルドアン首相は昨日AKPのイスタンブル県連本部で行った記者会見でイスタンブルとコジャエリの候補者を発表した。エルドアン首相は、候補者はアンケートと懇談によって決定されたとし、「勝利のためならどんな方法も辞さない者がいる。我々は彼らのようにはなるまい。民主主義に反する行為はしてこなかったし、これからもしない。他の人々がそのようなことをしないようにとアドバイスしたい」と述べた。
1月15日までに全ての候補を発表すると述べたエルドアン首相は、「『私がこの党の党首で、私の言うことは絶対だ』などということは今までなかったし、これからもないだろう」と話した。コジャエリが前々回CHP(共和人民党)の市長により運営されたことを指摘したエルドアン首相は、メディアに言及し「メディアがこのことを捻じ曲げることなく、全く述べたままに書くことを望んでいる。これはとても重要なところだ」と言ってから次のように述べた。
「CHPの市長が5億新トルコリラでできなかったことを、我々AKPの市長は9600万新トルコリラでおこなった。2×2は4だ。5になるか?ならない。彼らは『なる』と言う。我々に『友朋メディアの友をもっている』という。もっているのは彼らのほうだ。」
■ 「彼らは烙印者だ」
(そうした人々を)イスタンブルのİSKİ(イスタンブル水道局)のスキャンダルの元凶としたエルドアン首相は「事実、明らかなことだが、彼らは烙印者だ。彼らは我々の国民に対し『へそを掻く人々』と言わなかっただろうか?『(公正発展党への)投票者はわかってなくて、このように投票している。彼らは黒人のトルコ人だ』と言わなかっただろうか?このように言う者たちに対し、わが国民は素晴らしい答えを出すだろう」と言った。
エルドアン首相は、名簿に載らなかった候補者に対し次のように呼びかけた。「私がサッカーをしていたときにコーチは私に『お前、11人をフィールドに送り出す。しかし登録メンバーは25人なのだ。』と言った。あなたがたもその11人になったかのように、準備を整えてください。最終的にはわが友人たちがその任に就くとしても。他の人々が腹を立てているとしたら政治への無理解だと私は思う。」
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( 翻訳者:松岡聡美 )
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