大学で「占い学」を専攻していた男、女性らを欺した容疑で逮捕
2008年12月15日付 Jam-e Jam 紙
【事件部】ある隣国で大学を「占い学」専攻で卒業した後、女性らを乱暴してはゆすりを働いていた占い師の男が逮捕された。
ジャーメ・ジャム紙の報道によると、西アゼルバイジャン州のある町の警察が占い師の男による詐欺事件の捜査を始めたのは、女性が検察庁を訪れ、訴えを起こしたことがきっかけだった。この女性は、次のように語った。「家庭問題に直面したことから、隣人の薦めもあって、男性占い師の元を訪れることになりました。私はこの男に対し、問題の解決のために手を打ってくれるようお願いしました」。
「巨額なお金を私から受け取ると、占い師の男は、もし自分の言う通りに行動すれば、すぐにでも夫との諍い——それはだんだんと、我慢できないほど悪化していきました——は解消するだろう、と請け合いました」。
被害女性はこう述べ、さらに次のように訴えた。「二度目に占い師の男の家に行ったときのことです。男は私をクスリで眠らせました。私が意識を取り戻すと、男に乱暴されていたことに気が付きました。占い師の男に抗議すると、男は『もし訴えなんか起こしたら、お前の破廉恥な姿を収めた写真をばらまいてやる』『お前の人生に呪いをかけて、ダンナと離婚させてやる』などと、私を脅迫してきました」。
類似の訴え
このような訴えが起こされると、別の女性数名からも同様の訴えが検察庁に寄せられた。訴えが警察に伝えられると、事件に関する捜査が捜査員らによって始まった。
占い師の男の自宅を調査・監視した結果、男による大々的な宣伝が功を奏したためか、問題に直面した多くの人々が占い師の男の自宅を訪れては、男のウソを信じて詐欺に遭っていることが判明した。占い師の男に関する情報を収集した末、捜査員は司法令状をとって、男の自宅に踏み込んだ。その結果、自宅からは23冊の占いの本やヘビの歯、その他容疑者の男に関わる物品を発見・押収した。
「占い学」を専攻
占い師の男を取り調べたところ、男は数年前、ある隣国の大学で「占い学」を専攻して卒業、学士号を得ていたことを自供した。
容疑者は「学業を終え帰国すると、占い稼業を大々的に始めた。私の元を訪れた人の多くは結婚、職、病気などで悩みを抱えた人たちだった」と述べ、さらに次のように続けた。「いくつかの町で大々的な宣伝をした結果、不治の病を抱えた人など、様々な人が私の元を訪れるようになった。私も彼らのために薬草などを処方した」。
男はさらに、「この間、私の所にきた6名の女性を信用させ、彼女たちを〔クスリで〕眠らせては、乱暴を働いた。〔自宅のある〕町を離れようと考えていたとき、警察に逮捕されてしまった」と付け加えた。
〔後略〕
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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:15404 )