トルコ公営放送TRT6でエルドアン首相、クルド語で新年の挨拶をする予定
2008年12月30日付 Milliyet 紙
http://i.milliyet.com.tr/HaberAnaResmi/2008/12/30/fft17_mf155793.Jpeg
ギュル大統領とエルドアン首相は、1月1日にクルド語の放送を開始するトルコ公営放送TRT6に対し挨拶を述べた。
アブドゥッラー・ギュル大統領とレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、1月1日に正式に放送を開始するトルコ公営放送のクルド語チャンネルTRT6に行った特別な挨拶で、統一と団結を呼びかけた。
エルドアン首相は、一昨日首相官邸にて「国民への呼びかけ」と題したスピーチの撮影の後、TRT6に挨拶のメッセージを送った。エルドアン首相はTRT6放送開始のために開催される式典には参加しないが、祝辞の挨拶は式典で流されることが明らかにされた。
首相府の情報によると、エルドアン首相は祝辞で統一と団結というメッセージを発した。トルコにおける表現の自由と民主化の歩みを説明するエルドアン首相のメッセージのなかには、クルド語で「TRTŞeş bê xerbe (TRT6の幸運を祈る)」という表現も用いられた。
■ギュル大統領も祝辞を述べた
エルドアン首相に加え、ギュル大統領も昨日(29日)TRT6に祝辞を述べたことがわかった。ギュル大統領とエルドアン首相のスピーチはクルド語の吹き替えと字幕で放送される。アンカラ・アル・スタジオで1月1日19時に行われる番組で正式に放送が始まるTRT6は、放送開始をトルコ共和国国歌とともに始め、その後ギュル大統領とエルドアン首相のメッセージが放送される。放送開始時に挨拶する予定のTRT総局長イブラヒム・シャーヒン氏は「私たちは同じ空の下にいる」というメッセージを伝える予定だ。放送開始時には、クルド系の演奏家のロジン氏とニールフェル・アクバル氏がコンサートを行う。
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( 翻訳者:白石 百合子 )
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