レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、(人口が一定数以下のため)地方自治体の資格をはく奪された自治体に関する決定(地方選挙に参加できるかどうか)に絡み批判し、さらに憲法裁判所とも対立している行政裁判所に遠回しのメッセージを送った。「国民への呼びかけ」と題した演説で、エルドアン首相は以下のように話した「時おり私たちの間で起こる議論が、あなたがた国民に誤解を与えないといいのですが。我らが共和国の全ての組織は、国民への貢献のために存在しているということを忘れずに、互いにライバルになるのではなく、またそれぞれの代替的なものではなく、それぞれが力を出し切れるような団結の中で努力すべきである」
新年のメッセージ
エルドアン首相は、昨日12月30日夜にテレビ放送された「国民への呼びかけ」という演説で、新しい年に向かって、トルコはその経済力、生産力そして外交でもって国際社会の重要な一員となり、そのダイナミズム、ヴィジョン、そして最も重要な進歩の意欲を安定して保持すると述べた。
エルドアン首相は、「どの新年も、新たな興奮をもたらし、新しく何かを始める好機であるとみなしている。EU加盟プロセスのためにも、国民の要求と期待にこたえる形で、新年を最も良い形で生かすつもりだ」とも話した。
遠まわしの忠告
エルドアン首相は、行政審査員へ遠まわしに次のような忠告を発した。
「時おり私たちの間で起こる議論が、あなたがたに誤解を与えないといいのですが。我らが共和国の全ての組織は、国民への貢献のために存在しているということを忘れずに、互いにライバルになるのではなく、またそれぞれの代替的なものではなく、それぞれが力を出し切れるような団結の中で努力すべきである」
民主主義を深めなくてはいけない
「民主的、世俗的、社会的な法治国家であるトルコ共和国は、歩んできた文明の旅路をこのまま進んでいくつもりだが、こういった形で国民はもっと豊かで自由な目標に到達するであろう」
エルドアン首相は講演の最後に以下のように話した。
「国家を分裂させようとするテロ組織と多方向、多角的な闘いを続けるために、統一と団結を強め、民主主義を改革によってさらに深めているところだ。こうした希望と興奮をもって新年を祝っている。2009年、我が国、我が国民そして人類に平和と平安、豊かさがもたらされんことを」
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( 翻訳者:牧史織 )
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