クルド語・クルド文学学科、設置へ アンカラ大とイスタンブル大で
2009年01月02日付 Milliyet 紙

トルコ政府はTRT6チャンネルでのクルド語放送に続き、国内の重要な大学2校でのクルド語・クルド文学学科開設に向け、準備を整えている。

 高等教育機構のユスフ・ズィヤ・オズジャン理事長はアンカラ大学とイスタンブル大学両校の文学部へ「クルド語・クルド文学」学科を開設すると発表した。アル・スタジオでの式典に参加した同理事長は、クルド研究所を創設するよりもクルド語・クルド文学学科の開設の方がより適切であると述べた。今回の学科開設にマルディン大学とディヤルバクル・ディジュレ大学が立候補していたことを明かすオズジャン理事長は次のように続けた。

「我々はこの学科開設を東部都市においてではなく、言語教育の優秀な実績がある大学で行いたい。2校を候補として考えており、1校はアンカラ大学言語歴史地理学部、もう1校はイスタンブル大学文学部である。この2校は言語教育を長い間、とても良い形で行っており、ここで(クルド語教育が)行われるのが適切であると考えている。」

オズジャン理事長は、この問題をアカデミックな問題としてとらえており、クルド研究所という形よりもクルド語・クルド文学学科という教育体系の方がより適していると考えを述べた。同理事長は「研究所の創設は少し難しい。まずは言語・文学の教育が行われるべきであり、その後に研究所の創設があり得る。」と話した。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:15466 )