エルドアン首相、イスラエルは流された涙で溺れ死ぬだろう
2009年01月05日付 Zaman 紙
(レジェプ・)タイイプ・エルドアン首相は、ガザで地上戦を始めたイスラエルに対して、激しい反発を示した。アンタリヤで、参列した開会式で語った首相は、イスラエルが圧倒的な力を行使し、非人道的惨劇を開始したと強調した。
「あの爆弾の下で亡くなった子供たちの、無抵抗な女性たちの、母たちの嘆きと涙はその場にとどまらないだろう。不正を行なった者は、その涙で溺れ死ぬだろう」と述べたエルドアン首相は、中東での動向を今日5日に大統領府で議題とすると話した。昨日4日、大統領府でもガザでの惨劇を止めるため、今後の措置が議論された重要な会議が開かれた。
エルドアン首相は4日、開会式のため訪問したアンタリヤで、イスラエルに対し強いメッセージを送った。「不正によって遂げられる繁栄は有り得ない。虐げられた者の嘆きを引き出すな、徐々にその報いが現れる」と語り、以下のように続けた:「今現在、大変残念なことに、イスラエルは圧倒的な力を行使し、非人道的惨劇を始めてしまった。私は信じている、この非人道的惨劇はイスラエルを、自ら苦境に追い込むことになろう。この行為は一方的なものにはならない。彼らは側にいくらかの味方をつけることが出来るかもしれない。しかし、結局は正義は勝るのだ。あの爆弾の下で亡くなった子供たちの無念は、そのままにならないだろう、あの抵抗し得なかった女性たち、母たちの嘆きはその場にとどまることはないだろう。不正者たちは、必ずや流された涙で溺れ死ぬだろう、私はそう信じている。」
エルドアン首相は昨日4日、フランス大統領ニコラ・サルコジ、EU議長兼チェコ共和国首相ミレク・トポラーネク、スペイン首相ホセ・ルイス・ロドゲリス・サパテロとガザに関する電話会議を行った。
■ 大統領府でのガザ問題への取り組み
朝の時間帯、首相と電話で話したというアブドゥッラー・ギュル大統領はというと、アリ・ババジャン外務大臣、省の官僚たちと大統領府へ集合した。2時間半続いた会議では、行われる外交折衝と、その後の対策を討議した。
ガザでの惨劇を終わらせるため「目に見える」政策を追求するアンカラによれば、最初の段階として、直ちに攻撃を止めさせる必要がある。このためアンカラ政府は、あらゆる段階の外交活動を続ける;停戦通告のため、国連安全保障理事会での試みが続けられる。1月19日、エルドアン首相がブリュッセルで行う会合でも、ガザの状況が重要な議論の課題となる。イスラエルに反発を示すフランスとも対話が築かれる。
確認されたところによると、衝突が終結する場合、ガザでは国連軍が配されねばならない。トルコは、この軍事力が国連指導のもとで任務を遂行することを主張している。次の段階として、パレスチナ内部でハマスとファタハ間の分断の撤廃が待たれている。
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( 翻訳者:西山愛実 )
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