エルゲネコン捜査、4士官は逮捕拘留、クルンチ退役大将らは保釈
2009年01月11日付 Zaman 紙

37人の逮捕に始まり、アンカラ・ギョルバシュに隠されていた武器が明るみに出たことで続いているエルゲネコン捜査では、現在訴訟手続きが進められている。

逮捕された人々が検察官による尋問の後、裁きにかけられる一方、裁判所から最初の逮捕拘留の決定も出始めた。ジェンギズ・キョイリュ大佐、ムスタファ・コチ大佐、タイラン・オズギュル・クルムズ中尉、ムハッメド・サルカヤ中尉は、「エルゲネコン・テロ組織のメンバーであること」を理由に当番裁判所であるイスタンブル第9重罪裁判所によって刑務所に送られた。

尋問はベシクタシュのイスタンブル裁判所でゼケリヤ・オズ氏を含む5人の検察官によって行われ、一方でジハンダル・H.参謀大佐とÇ.中佐は釈放された。

昨日(10日)裁判所に送られたイブラヒム・シャーヒン元特別機動隊副局長は逮捕請求とともに送られた裁判所によって逮捕された。逮捕された者のうちシャーヒンを含む4人は、まずウスキュダルのパシャカプス刑務所に連行された。シャーヒンとほかの3人について、彼らへの告発がテロに関係があるとしてここからメトリス刑務所に送られた。

トゥンジェル・クルンチ退役大将、イリヤス・チュナル退役参謀大佐、バルシュ・ダラン、イルハミ・ウミト・ハンダン、オズカン・ベクタシュ、チョスクン・ウマル、メフメト・エンギン・エルクルンチョールは釈放された。

釈放されたトゥンジェル・クルンチ退役大将とイルヤス・チュナル退役参謀大佐は、ベシクタシュのイスタンブル裁判所の、裁判官や検察官が使う門から帰っていった。その門を出るときに、その様子をカメラに収めようとした新聞記者たちと警察の間で小競り合いが起きた。

エルゲネコン・テロ組織捜査の9回目の捜査で逮捕された容疑者のうち、21人は昨日ベシクタシュのイスタンブル・共和国最高検察局に送られた。夜遅くまで続いた検察官による尋問のあと、はじめてイブラヒム・シャーヒン元特別機動隊副局長、オウズ・シャーヒン、ファトマ・ジェンギズ、サブリ・ケペク、ヒュダイ・ウンリュエル、オウズハン・サルオールがテロ組織のメンバーであるとして逮捕のため裁判所に送られた。容疑者たちを、当番のイスタンブル第13重罪裁判所が尋問している。

元国家安全保障評議会委員長トゥンジェル・クルンチ退役大将、イリヤス・チュナル退役参謀大佐、ベドレッティン・ダラン・イステキ財団評議委員長の息子バルシュ・ダラン、イルハミ・ウミト・ハンダン、オズカン・ベクタシュ、チョシュクン・ウマル、そしてメフメト・エンギン・エルクゥンチョール警察署長は、検察官の尋問の後釈放された。

深夜、警察署での手続が完了した元兵士のアタマン・ユルドゥルム、エンギン・アイドゥン、メフメト・コラル、エルシン・ドネンジェ、オウズ・ブルト、元「理想の炉」の会長ベキル・チェリキは裁判所に送られた。ケマル・ギュルズ元高等教育機構(YÖK)理事長、エルダル・シェネル退役大将、ケマル・ヤヴズ退役大将、ヤルチュン・キュチュク、ムスタファ・レベント・ギョクタシュ、ヒュセイン・ブズオール弁護士の手続きは警察署で続いている。最初に送られた14人の中に含まれるヒュセイン・ヴラルは検察による手続きがまだ完了していなかった。

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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:15548 )