レバノンのムフティー、エジプトを非難したヒズブッラー書記長を批判
2009年01月09日付 Al-Ahram 紙
■ 山岳レバノン県のムフティー:「ナスルッラーのエジプト非難は、イランの疑わしいキャンペーンだ」
2009年01月09日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【ベイルート:マーヘル・マクリド】
山岳レバノン県のムフティー、ムハンマド・アリー・ジョーズー師は、ヒズブッラーのナスルッラー書記長によるエジプト非難は、イランの非常に危険で意図が疑わしいキャンペーンであると強調し、「ナスルッラーの発言にはアラブ人民とイラン人民との間の火種となるような、セクト主義とリージョナリズムの側面が含まれている」と述べた。
また山岳レバノン県のムフティーは、「私たちは自身に問いかけるべきだ。パレスチナ問題にエジプトが何をもたらしてくれたのか、それに対してイランがしたことは何なのか?明らかなのはエジプトがパレスチナ解放のために四度も戦争を行ったことだ。イランがシオニストの敵に対して戦争を行ったことがあっただろうか?」と続けた。またエジプト史とイラン史の大きな違いについて指摘しながら、「なんのためにエジプトの国内問題に介入したり、それを攻撃したり、反エジプト感情を煽ったりするのだろうか?」と問いかけた。
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→レバノン各勢力がガザ攻撃を非難、ヒズブッラー書記長はエジプト政府を非難
( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:15556 )