イスタンブル検察本部長、裁判官・検察官協会メンバーにエルゲネコン捜査について説明
2009年01月13日付 Milliyet 紙
アンカラを訪れたイスタンブル検事長のエンギン氏は、裁判官・検察官高等委員会メンバーにエルゲネコン捜査について説明した。
エルゲネコン捜査に対して批判的な進展があった週の後、イスタンブル検事長のアイクト・ジェンギズ・エンギンと、エルゲネコン捜査を陣頭指揮するゼケリヤ・オズ検察官の上司であるイスタンブル検事長補のトゥラン・チョラッカドゥが、アンカラを訪れ、裁判官・検察官高等委員会(HSYK)のメンバーと会合した。最高裁判所委員会がエルゲネコン捜査に関連して積極的な役割を果たすことを期待する裁判官・検察官高等委員会は、今日行う会合でメフメト・アリ・シャーヒン法務大臣に、自身らの見解と自身に振りかかっている不快感とを伝えることが予想される。
■ まず大臣と会合
エンギン検事長とチョラッカドゥ検事長補は、昨日の朝シャーヒン法務大臣と会合した。会見後にシャーヒン大臣は、エルゲネコン捜査が議題となったか否かついて、「何回も説明した。法的過程には干渉しない。独立した司法組織が行う仕事である。この件に誰も干渉はできない」と話した。
エンギン検事長とチョラッカドゥ検事長補は、大臣と行った会合に続いて裁判官・検察官高等委員会へ向かった。同委員会メンバーは、3時間に及んだ会合で、電話盗聴への不安をはじめとして、エルゲネコン捜査に関連して話題になっている司法への反発を議題とした。
質問に答えたエンギン検事長とチョラッカドゥ検事長補もエルゲネコン捜査に関して説明した。エンギン検事長は、会合後、「法務省でのルーティーンワークのためにやってきた。頻繁に足を運んでいる。いつものことである。アンカラに来ると、裁判官・検察官高等委員会のメンバーにも表敬訪問をする。訪問の際、今の問題について簡単な説明を行った」と述べた。エンギン検事長は、オズ検察官について調査があるか否かについて「いいや、これ以外の問題は関係ないでしょう」と話した。
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( 翻訳者:大田垣綾子 )
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