国民教育省、アタテュルクを使った宗教授業をスタート
2008年09月08日付 Milliyet 紙
http://i.milliyet.com.tr/HaberAnaResmi/2008/09/08/fft17_mf99797.Jpeg
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 第12学年の「宗教文化と倫理知識」の教科書が、アタテュルクの「すべての人は宗教と宗教に関することを学ぶために(ひとつの)場所を必要としている。それが学校である」という言葉を掲載している。新憲法の策定作業において、宗教科目に憲法の拘束があるのかないのかが議論される一方で、国民教育省はこの問題における見解を、教科書によって示した。

 2008-2009教育年度には、第12学年で初めて扱われる宗教の教科書に、アレヴィー・ベクタシー思想の問題が、「イスラーム思想における神秘主義的な諸解釈」という章で取り上げられている。授業では、セマー(宗教舞踏)、ジェム(集団礼拝)、ジェムエヴィ(アレヴィー派の礼拝所)、ネフェス、3つのスンナ、7つの宗教的義務、断食、ミュレッビ(男性教育者)、12の務めといった概念の解説がなされている。

■アレヴィー派とベクタシー教団も掲載
 教科書には、「アレヴィー派とベクタシー教団の思想は、その他の神秘主義団体と同様に、イスラーム倫理の原則を重要視し、そしてこれらの原則が人々の間に広まるようにしている」教科書では、アタテュルクの「全ての人は宗教と宗教関連のこと、宗教的信条を学ぶために場所を必要としている。そこが学校である」という言葉が掲載された。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:15598 )