【事件部】イラン治安維持軍道徳安全警察長官は、悪魔崇拝団への特別な取り締まりが開始されたことを明らかにした。
ジャーメ・ジャム紙の報告によると、イラン治安維持軍道徳安全警察長官の
アフマド・ルーズバハーニー司令官は昨日の記者会見でこのように述べ、さらに「西洋の置き土産である悪魔崇拝団に対する発見・取り締まりは、治安特殊警察の課題として、すでに以前から特別な形で取り上げられていた。これまでに関係者数名が逮捕されている」と語った。
ルーズバハーニー司令官はその上で、「専門的な調査から、悪魔崇拝団が大規模な宣伝活動をすでに始めていることが分かっている。我が国の文化を管轄する責任者たちは、真剣にこの問題を取り上げるべきだ」と述べた。
同司令官はさらに、「逸脱した団体に対して目を背け、見て見ぬふりをすることは、決して容認できることではない。この問題に無関心を決め込めば、早晩とんでもない代償を余儀なくされるだろう」と続けた。
イラン治安維持軍道徳安全警察長官はまた、アルコール飲料の製造・流通をめぐる問題に関して、多くがイラン西部国境地帯から密輸されたものであり、すでに特別な対策が練られていると述べた。
その上で、自家製のアルコール飲料も一部存在するとして、このようなアルコール飲料を飲んだ結果20~25人が死亡しており、取り返しのつかない結果が引き起こされていると警告した。同長官はその一例として、ある結婚式で自家製アルコール飲料を飲んだ結果、
10名が命を落とすという事故がホルモズガーン州で起きたことを挙げた。
〔中略〕
悪魔崇拝の小道具を販売していた17店舗が特定
この記者会見に同席したイラン治安維持軍公共地域警察長官のナジャフィー司令官は、違法営業の82%が法的な許可なく営業を行っていた店舗によるものだったと指摘した上で、次のように述べた。「悪魔崇拝団の活動が取りざたされたことを受け、公共地域警察は悪魔崇拝に関わる小道具の販売に手を染めている店舗の取り締まりを、全国規模で開始するよう指令を出した。その結果、悪魔崇拝的なシンボルマーク〔のアクセサリなど〕を販売していた17の店舗が特定された」。
同長官はその上で、「テヘランでも3つの店舗が特定され、立件されて店舗のオーナーらが逮捕された。その結果、これらの店舗オーナーの一部は、意図的に悪魔崇拝的なシンボルマーク〔のアクセサリなど〕を販売していたことが判明した。また別の一部のオーナーは、単に営利目的で販売していたに過ぎなかったことも分かった。これらのオーナーに対しては、厳重注意処分が下された」と語った。
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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:15636 )