夕食会で「エルゲネコン事件について話し合われた」という報道にギュル大統領、反発
2009年01月23日付 Milliyet 紙

 ギュル大統領は、立法・行政・司法それぞれの長を招集した食事会においてエルゲネコン事件について話し合われた旨の報道に対し、「審議中の裁判についてあの場で話し合うと思いますか?」と述べて反発を示した。

 アブドゥッラー・ギュル大統領は立法・行政・司法それぞれの長官を招集した一昨日(21日)の夕食会でエルゲネコン事件の話題は出ていないとし、「いくつかの記事の見出しを見ましたが、正直なところ驚愕しております。審議中の裁判をあの場で話題に出来ると思いますか?裁判所長官、大統領、首相、国会議長が法を犯すと思いますか?」と述べた。

 ギュル大統領はアフリカ諸国の大使を受け入れた後、質問に次のように見解を示した。

「昨日の説明で民主主義、法の基本理念について警告された。弁護士、大統領、首相が法の基本理念に明らかに適合していない話題を話すか?いくつかの記事の見出しを見たが、正直言って驚愕した。審議中の裁判についてあの場で話すことが出来ると思うか。裁判所長官、大統領、首相、議会委員長が法を踏み潰すと思うのか?全てがワイドショーのようです。何が述べられ、何が話し合われたかは十分に説明されております。‘法の基本原則’‘民主主義’と述べましたが、これらはトルコを強固にします。これらが議論されることは国家にとっても、国民にとっても士気の源泉であります。


■検察官らは職務をわきまえている。

 連日の問題・関連書類は、関係機関、(外からの影響を受けない)独立した裁判所で検討されているところです。検察官は自らの職務を最も良く知っているに違いありません。彼らは自らの職務を最良の形で遂行するでしょう。皆それぞれに職務というものがありますが、それはメディア機関とても例外ではありません。彼らは法的な事柄、法律を最も良く知っている必要があるのです」。

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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:15641 )