地方選挙で、民主市民党の「女性の候補」に各地から反発の声
2009年01月26日付 Milliyet 紙
民主市民党が40パーセントのクォータ制のため、2県15郡で女性の自治体長候補を推薦したことが、党内の支持基盤の反発となっている。女性候補者が推薦された数多くの地域から、党総本部および国会議員に対し、「女性は票を集められない」という反発のファックスが送られた。特に、シャンルウルファのヴィランシェヒル郡とハッキャーリのユクセッキコヴァ郡では、女性候補者に対する反発の声が高まっている。街区長や地元でイニシアチブを握る諸団体が、女性候補者はこの地域で求められていないと述べ、変更を求めた。
一方、東部・南東部で候補者の決定をしつつある民主市民党にとっては、公正発展党(AKP)との票争いで最も重要な切り札となるのが、至福党(SP)である。この地域で公正発展党から離党した人々が、今度至福党から候補者として出馬することで、民主市民党に有利なバランスとなるだろうと言われている。
公正発展党がクトベッティン・アルズ議員をディヤルバクルの候補者と発表したことは、「手強い敵」を懸念していた民主市民党を安堵させた。民主市民党内部では、「公正発展党は、降伏した」と解釈されている。
民主市民党によれば、アルズ議員は公正発展党の固定票でさえ得られないという。民主市民党は、公正発展党が獲得しているスィイルト、アール、ヴァンやビトゥリスといった地方自治体での勝利をねらっている。民主市民党は、これらの県で至福党が公表する候補者が、公正発展党よりも票を得るだろうと予測している。
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( 翻訳者:西山愛実 )
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