ドラマ「千一夜物語」の撮影も行われたアフメト・アフィフ・パシャの邸宅、売却へ
2009年01月28日付 Yeni Safak 紙
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貯蓄預金保険機構(TMSF)は、ウザン家所有のアフメト・アフィフ・パシャの別荘を4010万トルコリラ(約23億円)の価格で再度、売りに出した。競売は28日14時半からを予定されている。


ドラマ「千一夜物語」が撮影されたアフメト・アフィフ・パシャの別荘は、4010万トルコリラ(23億円)の価格で売りに出された。貯蓄預金保険機構の発表によれば、競売は28日14時半に行われる。
イスタンブル・サルイェル地区のキョイバシュ通りイスティニエ街区に位置するこの不動産は、2つの区画を占めている。
第21号の区画を占める2242,28平方メートルの面積の歴史的別荘建築には、地階、2階と3階、塔屋、そして屋根裏がある。この建物には、合計22室の部屋とホールがあり、室内の面積は1250平方メートルである。

別荘がある敷地と隣接する第22号の区画には、ガレージやボートハウスのある庭付きの組積造住宅がある。第22号の区画の不動産は、706分の129の部分が売りに出される。

■アフメト・アフィフ・パシャの別荘
20世紀初めに建てられたこの別荘は、折衷様式の木造で、バグダッド様式でつくられている。別荘の最初の持ち主は、レフィア・スルタンの夫で、物品調達局長アフメト・アフィフ・パシャであった。イェシルチャム映画製作会社が借り上げているこの別荘では、80年代半ばから17年にわたり、ウザン一家が居住した。

2006年に貯蓄預金保険機構の管理下に入ったこの建物の現在の所有者は、ドラマ「千一夜物語」である。ドラマ「愛の幸せ」の一部のシーンも撮影されたこの別荘には、かつてアガサ・クリスティーも宿泊したと言われている。さらにかの有名なクリスティーの失くした鍵が、この別荘にあるとも噂されている。競売には少なくとも5つの団体、もしくは個人が参加すると見られている。

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( 翻訳者:川原田喜子 )
( 記事ID:15674 )