バイカルCHP党首、スィリヴリ刑務所はグアンタナモ収容所のようと発言
2009年01月28日付 Yeni Safak 紙
エルゲネコン捜査に対する批判のため反発を買っている共和人民党のデニズ・バイカル党首はグループ会議でも同様の姿勢を続けた。バイカル党首は、エルゲネコン捜査で逮捕された人々について、グアンタナモで収容されている人々と同様であると述べ、次のように語った。
「ある人達を逮捕しに行く際、手元に証拠がないのに家の呼び鈴をならす権利があると、どうして考えられるのでしょうか。誰かに、それらの人々を逮捕しなさい、と言われ、あなたがたはそこへ行き、逮捕するのです。11か月拘束した後で釈放するのです。なぜ逮捕されたのか、依然、分かっていません。このような司法は可能なのでしょうか?1杯のスープさえ飲めなかったと、釈放後に哀れな叫び声をあげています。1杯のスープさえ飲めない状況にすることは、トルコの正義にみあうものでしょうか?ご存知のとおり、オバマ氏が大統領になり、グアンタナモ収容所を閉鎖すると述べました。スィリヴリ刑務所は公正発展党のグアンタナモであってはなりません。これはリンチという名の正義です」
■公正発展党員が全くいない
バイカル党首は、警察が容疑者を召喚し、「あなたがこのように証言をするのなら、我々はこうします」という取引をしていると主張し、「適当なことを言っているわけではありません。状況を調べて話をしています。このような提案をされた容疑者を私は知っています」と述べた。またバイカル党首は、捜査と裁判が同時に行われていることを批判した。
バイカル党首は、エルゲネコン捜査がクーデター捜査とは関係していないと示唆し、「すべては、首相や公正発展党の個人的な復讐感情、清算したいという欲求に応えるために行われた騒動なのです。国家にこれほどまでに害を与えたと言われる人たちの中に、一人も公正発展党員がいないのです。このようなことがありうるのでしょうか?」と語った。
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( 翻訳者:栗林尚美 )
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