ガザ地区復興に向けて2月にエジプトで支援国会議開催へ
2009年01月23日付 Al-Nahar 紙

■ エジプトが2月にガザ復興会議を開催
■ ハマースが「殉教者遺族」に1,000ユーロ支給、負傷者には500ユーロ

2009年01月23日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面

【AFP、ロイター、AP、MENA】

 ガザ地区の平穏が続く中で、主要な政治的問題として前面に出てきたのは、イスラエルとイスラーム抵抗運動「ハマース」の停戦確定、エジプトとガザ地区の境界のトンネルを修復・再開する努力がつづく中でのガザ地区への武器流入や密輸の防止策、またイスラエル兵捕虜ギラード・シャリットの問題である。イスラエルのいくつかの情報筋によると、イスラエルは、対ガザ戦争以前にハマースが準備していたリストに基づいてパレスチナ人被拘束者を解放するという条件に対する姿勢を和らげることによって、シャリット兵士の解放に向けた交渉を円滑にする意向だという。

 その間、ガザ再建の援助物資到着に関する問題の解決と、ハマースによるガザ地区統治の問題を克服すべく、協議と連絡が集中的に行われた。

 これに関して国連の高官らは、2月にエジプトで支援国が開催する会議の議題となるガザ復興のための準備段階として、ガザ地区への通行所を再開するよう呼びかけた。

 ヨルダン川西岸地区のラーマッラーでは、パレスチナ自治政府のサラーム・ファイヤード首相が、パレスチナ支援調整委員会(AHLC)の議長国ノルウェーのレイモンド・ヨハンセン副外相との会合の後、ガザ再建に必要な資金を集めるために、2月半ばにエジプトで支援国による会議が開催されると公表した。

 パレスチナ自治政府は、国際社会がその権威を認めていない「ハマース」ではなく、自治政府の管理下でガザ地区再建は実施されると強調している。またパレスチナ解放機構(PLO)のヤーセル・アブドラッボ執行委員会事務局長は、「パレスチナ自治政府はハマースがガザで分離主義政体を樹立することは許さない」と述べた。

 またイスラエルのツィピ・リブニ外相はヒラリー・クリントン米国務長官と連絡をとった際、イスラエルはハマースが復興事業に何らかの指導的な役割をもって関与することを「断固として」拒否するとの立場をあらためて表明し、「可及的速やかに」パレスチナ自治政府との平和を取り戻すことを主張した。

 イスラエルはガザ地区に対する封鎖の解除の条件として、エジプトの仲介によって交渉が行われているハマースとの停戦が成立することを挙げている。また、ガザ地区とエジプトを結び、特に武器の密輸に使用されている地下トンネルに対して新たな攻撃を行う権利を保持していると警告している。

 エジプトはイスラエルとハマースの双方が日曜日に一方的に発表した停戦を強化するための仲介活動を再開した。イスラエル側の交渉担当者であるアモス・ギラードがエジプトを訪問し、日曜日にはハマースの代表団がカイロに到着する。

(後略)

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( 翻訳者:松原翔 )
( 記事ID:15676 )