エジプトでの治療を終えたパレスチナ人負傷者たちがガザに帰還、アラブ諸国からの支援物資も続々と到着
2009年01月28日付 Al-Ahram 紙

■エジプトでの治療を終え、29人のパレスチナ人負傷者たちがラファハ検問所経由でガザに帰還

2009年01月28日付アル・アハラーム紙(エジプト)HPアラブ諸国面

【ラファハ、アリーシュ(シナイ半島北部):アフマド・サリーム アンマン:諸通信社】

 エジプトの病院での治療を終え、カイロからガザ地区への帰路についた29人のパレスチナ人負傷者とその同伴者29人が、昨日ラファハ通行所を通過した。これらの負傷者たちは、ガザ地区へのイスラエルによる攻撃の直後、エジプトの病院で治療を受けるためラファハ通行所経由でエジプトに入国していたのである。

また、国民民主党ダカフリーヤ県支部と、ブヘイラ県カフル・ザイヤートのダグムーン慈善団体から贈られた大量の食糧品も、通行所を通過した。また通行所には16人のインドネシア人医師と17人の南アフリカ人医師、7人のカナダ人医師が到着し、通行許可を待っている 。

 アリーシュ空港には医薬品からなる多くの人道支援物資を積んだカタールの航空機も到着し、ラファハ通行所経由でガザに搬入できるよう、物資の移動が行われた。同じく大量の医薬品を運んだ航空機がほかにも到着しており、ガザに搬入するためラファハ通行所へ運搬される予定である。エジプトと大半のアラブ諸国の間には、アリーシュ空港を経由してパレスチナ民衆に支援物資を送り届けるための、空のかけ橋が出来ているのだ。

 同じくアリーシュ空港には20トンの食糧支援物資を積んだサウジアラビアの航空機が到着している。またヨルダンの首都アンマンからは、封鎖下にあるガザ住民を支援するため、人道支援物資を運ぶ24台のトラックがキング・フセイン橋〔訳注:イスラエル側の呼称はアレンビー橋〕を昨日通過し、ガザに向かった。

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( 翻訳者:鈴木啓之 )
( 記事ID:15677 )