ハマース軍事部門、イスラエル偵察隊へ再び迫撃砲を発射
2009年01月29日付 Al-Ahram 紙

■ハマース、イスラエル偵察隊に対し再び3発の砲弾を発射

2009年01月29日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ガザ、占領下エルサレム、諸通信社】

 昨日(28日)、ハマースの軍事部門であるイッズッディーン・カッサーム軍団は、ガザ地区中部のマガーズィー地区東方へ侵攻しているイスラエル偵察隊に対し、迫撃砲3発を発射したと発表した。

これは、新たにアメリカから派遣されたジョージ・ミッチェル中東特使が、イスラエル高官らと停戦の定着に焦点を当てた協議を行うためにイスラエルに到着した最中の出来事であった。ミッチェル特使は今日(29日)、パレスチナ大統領マフムード・アッバースと会合するためにラーマッラーへ向かう予定。

 ガザでは昨日、イスラエル戦闘機がガザ地区の境界付近のトンネルを爆撃したが、イスラエル当局は境界付近の通行所全てを再び開放した。あるイスラエル高官はイスラエルの治安閣議開始直前に、「イスラエル政府はこの閣議でガザ地区に対するさらに広範囲の報復を協議する」と述べた。またマーク・レゲブ首相府報道官は、「イスラエルは兵士1名が殺害された一昨日の攻撃を受け、自衛のための行動に出るだろう」と表明した。エフード・バラク国防相は予定されていた米訪問を取りやめた。

 一方、ワシントンではヒラリー・クリントン国務長官が「アメリカはパレスチナ和平プロセスに最大限の重要性を認めている」と発表した。

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:15688 )