婚外交渉によるエイズ感染者増加を警告:エイズ研究センター所長
2009年01月26日付 Jam-e Jam 紙

【社会部】イラン・エイズ研究センター所長は、ここ10ヶ月で婚外交渉によってHIVウィルス(AIDS)に感染した人の数が増加していると述べた。

 ミーヌー・モフラズ氏はIRNA(イラン国営通信)に対し、「これらの感染者は、治療のためにイラン・エイズ研究センターに診察を受けにきた人たちにすぎない」と指摘した。

 保健医療教育省の最新の統計によると、イラン暦1365年(西暦1986年)から現在まで確認されたHIVウィルス感染例のうち、8%が婚外交渉によるものだったが、この数はイラン暦87年デイ月初め(西暦2008年12月末)には11.8%に増加している。

 モフラズ所長は、エイズウィルスへの感染者増加に対して警告し、「感染者増加を食い止めなければならない」と述べ、さらに「治療のために国立エイズ研究センターを訪れる人の多くは男性である」とした。

 モフラズ氏はさらに、HIVウィルスに現在感染している女性の〔報告例全体に占める〕割合が6.5%に過ぎないことに触れ、「もし婚外交渉によってエイズ感染が広がっているのであれば、エイズに感染する女性の数は男性と同じになるはずだ」と警告している。

 保健医療教育省は最新の報告書の中で、イラン暦1387年のデイ月初めまでに1万8881人がHIVウィルスに感染したと発表している。この報告によると、全体の93.5%にあたる1万8653人は男性で、6.5%にあたる1228人が女性である。

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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:15698 )