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イスタンブル大学構内の歴史的建築物が観光客により見学可能となり、ボズドーアン(ハドリアヌス)水道橋の上も歩行可能となる。
イスタンブル大学の新学長ユーヌス・ショイレト教授は、大学を観光客に開放するため準備を進めていると話した。「過去から未来へ」と名付けられたプロジェクトについて同教授は、大学が観光客に開放されること、知名度が上がり、また観光収入や評判を得られるだろうと述べた。
「我々には次のような構想があります」と、ショイレト教授は観光客開放プロジェクトを説明する。「大学の場所は、556年前のファーティフ地区です。ファーティフ地区と大学を繋ぐのがボズドーアン水道橋で、それがあるから『過去から未来へ』プロジェクトがあるのです。水道橋は大学の経済学部キャンパスで終わっています。そこからキャンパス内や歴史的建築物へ足を運んだり、ボズドーアン水道橋の上で歴史が織り成してきたものを見つめながら歩きたいといった要望もあるだろうと考えています」
■イェニカプへの地下鉄も
ショイレト教授は地下鉄がタクスィムから下り金角湾を渡る計画も明らかにし、大学を観光客に開放し、『拡大したベヤジトキャンパス』とするもう一つの計画についても次のように説明した。
「地下鉄は、スレイマニエモスクのある丘の下のトンネルを通って、イェニカプで地上に出ます。地下鉄工事は完了しています。当校の素晴らしい植物で覆われたテラスは、このトンネルの金角湾側の出入口から50~100メートルの近い距離にありますので、そこに駅を設けます。「イスタンブル大学港あるいはイスタンブル大学地下鉄駅」です。そこからはロープウェイで植物園やスレイマニエ門を通って大学内へ入る経路を構想中です。またスレイマニエモスク周辺には今は使われていないマドラサがいくつかあります。大学機能の一部をそこへ移転させようと考えています」
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( 翻訳者:川原田喜子 )
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