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ディヤルバクルで携帯電話のフランチャイズ店を営むウール・アカル氏は、既存ソフトウェアを改造し、携帯電話の使用言語にクルド語を追加した。
携帯電話使用言語メニューにクルド語も追加された。ディヤルバクルで携帯電話フランチャイズ店のオーナーを務めるウール・アカル氏は、国内携帯電話製造会社であるTTN Mobile社の機種D550とD530にクルド語メニューを追加した。この店はこの2機種の販売を昨日2月3日に開始し、初日で200近くの注文を受けた。ウール・アカル氏は、クルド語を知る研究員らやクルド言語協会の支援を得て、2年の作業を経てクルド語メニューを開発したと公表した。アカル氏は、ソフトウェアについては独力で改良を加えたと伝えた。また同氏は、クルド語メニュー付き携帯電話を近々アンカラとイスタンブルでも販売する計画だと述べた。
■ クルド語のノキアも作った!
当件でアカル氏は、国際的な携帯電話製造会社にEメールと電話で問い合わせをし、この件でビジネスしたいと伝えたが、これら製造会社から返答はなく、一方TTN Mobile社の本格的な支援は確保したと伝えた。同氏は、「私たちはクルド語メニューのため多くの製造会社に問い合わせましたが、相手にしてくれませんでした。この申し出をTTN Mobile社は受諾してくれました。私たちにまとめて大量購入するだけの力がないため、まず同社は1000機の携帯電話を掛売りしてくれました。需要にあわせ、増産する予定です。ディヤルバクルで今日2月4日に販売を開始し、とても驚きました。 クルド語メニュー付き携帯電話が大好評だったからです。クルド語メニューをどの携帯電話にもインストールすることは出来ます。クルド語メニュー付き携帯電話を210TL(11970円)から250TL(14250円)の価格で販売しています」と述べた。さらにアカル氏は、以前ノキアの5110機と6110機に独力でクルド語メニューを後付けでインストールし使用したことも伝えた。TTN Mobile社のマーケティング担当重役であるオズレム・ダー氏は、同社がクルド語メニュー付き携帯電話の製造を行っていないこと、それに対しディヤルバクルのフランチャイズ店関係者が携帯電話にクルド語メニューをインストールし販売していると伝えた。ダー氏は、「携帯電話に新たなソフトウェアをインストールし使用することは可能です。ディヤルバクルのフランチャイズ店オーナーもこのようにクルド語メニューを携帯電話にインストールしましたが、我が社ではクルド語メニュー付き携帯電話は製造しておりません。これは一つのマーケッティング戦略です」と述べた。
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( 翻訳者:藤井 庸平 )
( 記事ID:15723 )