イラン女性の婚資金の平均は金貨260枚から350枚
2009年02月03日付 Jam-e Jam 紙

【社会部】アジア・オセアニア人口問題研究センター副所長が明らかにした最新の調査結果によると、イラン女性の婚資金の平均は金貨260枚から350枚であることが分かった。

 シャフラー・カーゼミープール博士はISNA(イラン学生通信)との会見で、アジア・オセアニア人口問題研究センターで最近行われた調査結果について触れ、調査に回答した人の結婚時の平均年齢は男性が25歳、女性が21歳であったと述べた。

 カーゼミープール博士によると、この調査は国内の約12州で18歳から40歳までの既婚男女1200名以上を対象に行われた。女性側の回答によると、婚資金の平均は金貨350枚または1800万トマーン(約170万円)で、男性側の回答によると平均は金貨260枚または1000万トマーン(約95万円)ということである。

 アジア・オセアニア人口問題研究センター副所長は以下のように述べた。「最近行われたこの調査によると、ここ数年で婚資金は何倍にも膨れ上がってきている。20年前の婚資金の平均は金貨150枚だったのに対し、過去5年間でこの数字は金貨450枚にまで増えている」。

さらに同副所長はこう続けた。「婚資金に起因する社会問題が生じ始めたのは、まさにこの頃からである。実際、30年間で女性の婚資金の平均は金貨150枚から300枚に増えているが、さらにここ5年間だけをみると金貨300枚から450枚にまでなっている」。

 同副所長は最後に次のように述べた。「この調査結果によると、婚資金の平均額は初等教育までの学歴しかない女性で金貨52枚、中等教育までの学歴をもった女性で208枚、大卒以上の女性で400枚から500枚の金貨になっている」。

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( 翻訳者:綿引香緒里 )
( 記事ID:15727 )