共和人民党に参加したスカーフ着用女性ら、「だまされた」と党章バッジ返却
2009年02月05日付 Zaman 紙

スカーフ着用の女性は3ヶ月間共和人民党(CHP)に所属できるはずだった。しかし彼女たちは昨日「だまされた」と言って6つの矢のシンボルがついたCHPの党章バッジを返却した。CHPは「チャルシャフ(長衣)解禁」をイスタンブルのエユプ地区で開始していた。最初の「裏切り」もここで起こった。エユプでの集会を主催したエミン・アトマジャ女史は、CHPのデニズ・バイカル党首から党章バッジを付けてもらった女性たちとともに、昨日記者会見を開いた。アトマジャ女史は、CHPの副書記長であるメフメト・セヴィゲン氏から「到底受け入れることのできない私的な要求」を持ちかけられたと明らかにした。いくつかの団体に寄付を行うよう促されたことも明らかにしたが、団体の名前については一切公表しなかった。アトマジャ女史は、セヴィゲン氏が1月10日にエユプ市長選の候補者候補から外れたのはこのような振る舞いが原因だと話した。ギュルセル・テキンCHPイスタンブル県支部長から会見を行わないよう、何度も釘を刺されていたことも明らかにした。

アトマジャ女史は「チャルシャフ解禁」と候補者打診に関する経緯を以下のように説明した。「候補者の話はセヴィゲン氏を通じてもちかけられた。セヴィゲン氏は私に、私が候補者となることに確証が取れていると言い、党中央幹部と会ったとも言っていた。バイカル氏はアリベイキョイで開かれた集会で私と私の支援者であるチャルシャフ着用女性たち一人ひとりに党章バッジを付けた。これ以降、セヴィゲン氏は私に対しいくつかの団体への寄付を促すようになった。モラルに反する安易な政治的損得を追及するセヴィゲン氏のこのような要求にショックを受けた」

一方でセヴィゲン氏はアトマジャ氏の主張を否定している。「私に対する中傷だ。そのようなことを要求したことは全くない。ある団体について便宜を図ったこともなく、団体代表者の中で候補にはならないことも話したはずだ」

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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:15733 )