ハマース交渉担当官、イスラエルによる封鎖が続く中での長期停戦合意を否定
2009年02月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■パレスチナ抵抗運動は封鎖下での合意署名を拒否する

2009年02月05日クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【カイロ】

 ハマース指導者のひとりが「パレスチナの抵抗諸勢力は、イスラエルの封鎖の下での停戦合意署名は行わないだろう」と明言し、エジプトが自ら設定した期限である木曜日までに 合意に達する可能性に疑問を呈した。
 
ハマースの交渉担当官であるムハンマド・ナスル氏 は、水曜(4日)の深夜にカタールのアル=ジャジーラ放送に向けて、合意に達するまでにはさらなる時間が必要との〔ハマース側〕とエジプト側、両者の感触について語った。
 
ナスル氏は、ハマース代表団とエジプト当局高官がカイロで行った停戦をめぐる困難な交渉ラウンドは終了し、これからハマース代表団は指導部と協議するためダマスカスへ向かうと明らかにした。そして「ハマース代表団は指導部との協議のため、ダマスカスとガザへ戻り、エジプト側がもう一方の当事者〔=イスラエル〕といくつかの問題について協議し、合意到達を阻んでいる障害を取り除くための連絡協議をここ数日のうちに終えた後、ふたたび戻ってくる」と述べた。

その頃、ハマース政治局メンバーのムーサー・アブーマルズーク氏は、「イスラエルがどの程度までガザ封鎖終結に向けて歩みを進めるつもりなのかが明らかにされる必要がまだある」と語った

ハマースはエジプトの仲介を通してイスラエルの複数のサイドと個別に協議を行ってきた。そこではイスラエルのガザ地区 攻撃と、イスラエル南部へのハマースによるロケット弾攻撃から3週間が過ぎた今後の長期停戦の条件について話し合われている。

(後略)

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:15740 )