アンカラ広域市の公園での飲酒禁止に司法が「待った」
2009年02月06日付 Milliyet 紙
アンカラ広域市が公園やピクニック場での飲酒禁止を定めた決定に司法が「待った」をかけた。
ケマル・ヴラルドアン弁護士は、アンカラ広域市が定めた数箇所の公園・ピクニック場における飲酒禁止令の撤回を求めて市に申し入れを行った。市当局より回答を得られなかったヴラルドアン氏は、これは申し入れの棄却を意味すると述べ、同禁止令の撤回を求めてアンカラ市を提訴した。
ヴラルドアン氏は、申立書に自治体法や広域市法で定められている自治体活動の基本原則にはこの種の禁止令を発令する権限がないことを指摘した。アンカラ市はというと、裁判所に提出した答弁書に公園やピクニック場では飲酒禁止令が適用されていないと主張した。
この主張に対してヴラルドアン氏は、裁判所へギョクス公園とモガン公園にある「飲酒厳禁」の看板の写真を提出した。
この写真を禁止令が実際に適用されている証拠として承認した裁判所は、この禁止令には法的根拠がないと指摘し、禁止令の撤回を命じた。アンカラ市は本判決へ異議を唱え、行政裁判所へ申し立てを行ったことが明らかとなっている。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
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