エルゲネコン疑惑の退役大将フルシト・トロン、保釈へ
2009年02月07日付 Zaman 紙

フルシト・トロン氏が保釈された。国外に出ることは許されず、在宅で起訴されることになる。

エルゲネコン・テロ組織(ETÖ)捜査の6回目の逮捕劇で拘束されたフルシト・トロン退役大将が保釈された。トロン氏は2008年7月1日に逮捕され、7ヶ月間拘留された。

トロン氏は、カンドゥラF型刑務所(Kandıra F Tipi Cezaevi)で一緒だったシェネル・エルイグル退役大将が健康問題のために保釈された後、拘留中のほとんどの時間を病院で診断書を受け取って過ごした。2009年1月23日、ギュルハーネ軍事病院(GATA)へ送られたトロン氏を、イスタンブル第12重刑裁判所は保釈した。トロン氏の弁護士団の一人、アフメト・チョルトオール氏は、彼の依頼人に関する法医学委員会(Adli Tıp Kurumu)からの健康診断書を受け取った裁判所が、保釈要求を拒否したことに触れた。チョルトオール氏は、この報告書にトロン氏が3ヶ月の検査を経て診断されたと書かれていると述べ、法医学委員会(Adli Tıp Kurumu)の診断書のほかには、裁判所には診断書は渡っていないと述べた。チョルトオール氏は、「私は、依頼人の保釈が健康のためだとは思わない」と語った。トロン氏は、「暴力と武力の行使によるトルコ共和国政府の転覆、ないし国家の任務遂行の部分的又は完全なる妨害への着手」、「テロ組織の設立者、指導者」等の廉で逮捕されていた。

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( 翻訳者:林奈緖子 )
( 記事ID:15751 )