高等教育機構、神学部2年課程修了証書に記載の制限を撤廃
2009年02月10日付 Hurriyet 紙

高等教育機構(YÖK)執行委員会は、神学部2年課程修了生の証明書に記載されている「同過程を成功裏に修了した者に授与される本証明書は、宗教関連組織と宗教関連業務のいずれかあるいは両方で働く者に対して有効である。他のいかなる目的にも使用することはできない」という文言を削除した。

2009年1月15日に行われたYÖKの会合でこの文言が削除されたことにより、今後、修了生は希望する全ての政府機関において、高校卒業の身分ではなく、他の2年過程修了生と同等の権利の下で働くことができるようになる。
この文言が削除される前は、神学部2年過程修了生が宗教関連組織以外で働くことを望んだ場合、修了証書は無効とされていた。こうした人々は、政府機関で高校卒業の身分で働いており、等級もそれに基づいて決定されていた。
1月16日にYÖK代表のユフス・ズィヤ・オズジャン氏を訪問し、文言の削除を希望したという宗務従事者組合会長のアフメト・ユルドゥズ氏は、次のように述べた。
「オズジャン代表は、文言の削除のために必要な取り組みを行うと述べ、(同問題が)嘗て司法問題にまで発展したことがあったため、『法的な問題にしてはいけない。別の解決策を見つけよう』と話していた。オズジャン代表は、この問題に対し抜本的な解決策を見つけ出そうと言い、神学部の2年過程を4年過程にするとも語った。しかし、文言の削除であっても私たちにとっては喜ぶべきことだ。(かかる文言は)機会の均等と教育の自由に反するものであった」。

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( 翻訳者:萩原絵理香 )
( 記事ID:15770 )