『クルド地方』に関する議論 トプタン国民議会議長とヤマン民主市民党議員との間で
2009年02月11日付 Milliyet 紙
トルコ大国民議会(TBMM)のキョクサル・トプタン議長とヌリ・ヤマン民主市民党議員との間で、『クルド地方』議論が起きた。トプタン議長は6日に、北キプロス・トルコ共和国議会のファトマ・エケンオール議長とその代表団の訪問を受けていた。 ヤマン議員は北キプロス代表団に対し「クルド地方から北キプロスへ行った人々は、非常に大変な思いをしたと述べていた」と発言した。メフメト・ジェイランル(北キプロス)共和トルコ党(CTP)議員は「我々は彼らの不満を取り除いてきました」と反論。トプタン議長とヤマン議員のやり取りは以下のようなものだった。
トプタン議長:そもそも『クルド地方』など存在しません。
ヤマン議員:セルジューク時代やオスマン時代から今日まで、この地方はクルド地方といわれてきた。アタテュルクでさえこの名を用いた。私たちはこれをきちんとしなければならない。
トプタン議長:あなた方は「クルド地方で暮らす人々」と言うことで、アンカラやイスタンブルに暮らすクルド人たちを不当に扱うことになるのですよ。我々は我々なのだから、わざわざ言葉にする必要があったでしょうか。
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( 翻訳者:川原田喜子 )
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