悪党の顔に酸をかけた若い女性、警察に出頭
2009年02月02日付 Jam-e Jam 紙

【事件部】好意を寄せていた男から暴行され、〔復讐のために〕その男に酸で襲いかかった若い女性が、しばしの逃亡を経て、警察に自首した。

ジャーメ・ジャム紙の報告によると、この酸ふりかけ事件は、数日前18歳の女性がマシュハド県のとある警察署を訪れたことで明らかになった。

 この若い女性は警察に対し、事件の詳細を次のように述べた。「以前、私はある若い男性と通りで知り合い、そこから私たちの秘密の関係が始まりました。そんな中、数週間前に彼から私に連絡があり、彼の家に招かれました」。

 彼女はこう続けた。「私は彼の話にだまされ、彼の家に行ってしまいました。そこに邪悪な罠が仕掛けられているとも知らずに」。

若い女性に対する男2人の悪魔の計画

 容疑者の女は次のように続けた。「事件の日、ファルハード〔男の名前〕の家に行くと、彼は友人の1人と、私を待ち構えていました。彼らの様子を見て、私は逃げようと決心しました。しかし彼らは私に襲いかかり、暴行を加えてきました。その後、彼らは町の某所で私を解放しました。ファルハードは、もしこのことを誰かに言ったら殺す、と私を脅してきました」。

悪党への復讐

 容疑者の女は、さらに次のように続けた。「彼から脅迫されたので、私は致し方なくこの出来事を誰にも言わないまま、ずっと良心の呵責に苛まれていました。そしてついに、家族に事件のことを打ち明ける前に、彼とその友人に復讐することを決心しました。彼の顔に酸をふりかけることで復讐を果たそうと、ビン入りの酸を準備しました。3日間、ファルハードの自宅の前で、彼を待ち伏せしました。そしてついに彼が自宅から出てくると、私は彼を尾行しました。私は道の途中で彼に声をかけ、〔振り向きざまに〕酸を彼の顔にぶちまけ、逃走しました。この出来事で、酸が自分の手にかかってしまい、怪我をしてしまいました。この間しばらく通りをブラブラしていましたが、良心の呵責に耐えかね、ついに警察署に行って自首しようと決心しました」。

 女の供述を受け、事件の捜査が始まった。捜査官らは、今回の酸ふりかけ事件を起こした女の動機について特別捜査を開始、あわせてマシュハドの病院に入院している事件の被害者から聞き取りを始めた。

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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:15781 )