エジプトのムバーラク大統領を迎え、イスタンブルでガザ・サミット
2009年02月12日付 Milliyet 紙
エジプトのホスニー・ムバーラク大統領、アブドゥッラー・ギュル大統領とレジェプ・タイイプ・エルドアン首相が出席し、イスタンブルで行われたガザ・サミットの後、2ヵ国の大統領は共同記者会見を行ったがハマスについて全く言及しなかった。ムバーラク大統領はパレスチナ解放機構がパレスチナ国民を代表する唯一の合法機関であると述べた。同大統領はパリでの交渉の後、昨日イスタンブルを訪れ、まずギュル大統領と会談した。会談はチュラーン宮殿で約1時間続き、2ヵ国の代表団も参加した。メディア非公開の会談にはギュル大統領と共にアリ・ババジャン外相、アフメト・ダヴトオール首相首席顧問、在カイロ・トルコ大使シャファク・ギョクチュルクも同席した。
ギュル大統領は「敬愛なるムバーラク」と話し始め、ガザで起きている大きな悲劇が繰り返されぬよう協力すると説明し、「パレスチナ人の間で国民的合意のもとで政府が設立されることや(アラブ諸国間の)分裂を取り除く問題に関してエジプトの働きを評価している。我々もこれにできる限り貢献するようにしている。さらに永続的な停戦を実現するためのエジプトのあらゆる試みを支持している。イスラエルに新政府が発足することも重要視している。アメリカでも新政権が発足した。このすべての新しい条件の下で、パレスチナの統一の実現に関するエジプトの貢献を支援する」と述べた。
■カイロでガザ会議
ギュル大統領は、トルコとエジプトがあらゆる分野において関係は良好であるとし、地域問題が取り除かれることについて、積極的努力がとても価値あるものであると両国とも信じている」と述べた。同大統領はガザ再建のため3月2日カイロで行われる会議にババジャン外相が参加すると述べた。ムバーラク大統領は話の中で、パレスチナで国民的合意に達することの重要性について言及し、パレスチナ解放機構の歴史的権威が守られる必要があると明らかにし、「なぜならこの組織はパレスチナ国民を代表する唯一の合法機関であるからだ」と述べた。
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( 翻訳者:釘田遼香 )
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